昼にはもう顔がテカっている。あぶらとり紙で押さえても、すぐ戻る。
押さえるほど、増えていることがあります。
皮脂を取りすぎると、肌が「足りない」と判断して、さらに出そうとする——この往復に入っている人がいます。
もう1つ多いのが、乾燥です。「テカるのに乾燥」は矛盾に聞こえますが、実際によくある組み合わせです。
先に|洗う回数を増やすのは、すすめられていない
テカるから洗う、を繰り返すと出口がなくなります。学会の説明は、この繰り返しを止める側にあります。
日本皮膚科学会は、洗顔についてこう書いています。
→ 表は横にスクロールできます
| 学会の説明 | 中身 |
|---|---|
| やりすぎの線 | 強くこすったり、1日に5回も10回も洗顔したりする必要はない |
| そうすると | このような洗顔法では炎症がおきて、にきびは悪化する |
| すすめられている洗い方 | 1日2回、洗顔料をよく泡立てて、手で優しく洗い、十分な水で洗い流す |
| そのあと | 洗顔後に乾燥が気になる場合には、保湿用の化粧品や保湿剤を併用する |
※日本皮膚科学会「皮膚科Q&A ニキビ」Q1・Q13・Q18・Q23(2026年9月8日 閲覧)
これはにきびについての説明ですが、
洗いすぎが炎症につながる点は、テカりの手入れでも同じです。
取ったあとに、戻す
学会が洗顔とセットで挙げているのは、乾燥が気になる場合の保湿の併用です。
あぶらとり紙も、粉も、取る側の道具です。取る道具だけを持っていると、乾いた分だけ皮脂が出る形になります。この記事で保湿を並べているのは、そのためです。
テカる4つの理由
① 取りすぎている
あぶらとり紙で何度も押さえる、洗顔を1日に何回もする、洗浄力の強いものを使う。
皮脂を取りすぎると、肌はそれを補おうとします。結果、取るほど出るという状態になります。
② 乾燥している
「テカるから保湿しない」は、逆効果になることがあります。
水分が足りないと、肌は油で守ろうとします。だから乾燥している人ほどテカるということが起こります。
油分ではなく水分が足りていないかを確かめてください。
③ 下地の選び方が合っていない
皮脂で崩れるなら、そこを想定した下地があります。
「崩れてから直す」より「崩れにくくする」ほうが、手間も見た目もいい結果になります。
④ 室温・湿度・場面
暑い場所、緊張する場面。これは避けられないこともあります。
だから「出ない体にする」より「出ても崩れない状態にする」ほうが現実的です。
考え方を変えてください。
✗ 皮脂をゼロにする → 取りすぎて、さらに出る
○ 出た分だけ、やさしく押さえる → 増やさない
皮脂は、肌を守るためのものでもあります。全部取ることが目標ではありません。
今日からできること|お金をかけずに
- あぶらとり紙は、1日1〜2回まで:0円です。使いすぎると増えます
- ティッシュで軽く押さえる:あぶらとり紙より弱く取れる。取りすぎ防止になります
- 洗顔は1日2回まで:回数を増やすほど、取りすぎます
- ぬるま湯で洗う:熱いお湯は油を落としすぎます
- 保湿する:乾燥が原因なら、これで減ります
最後の1つを試す価値があります。「テカるから保湿しない」でいるなら、1週間だけ保湿してみて、変わるか確かめてください。
【比較】テカり対策に使えるもの4選
安いものから順に並べます。押さえる・崩れにくくする・保湿するの3方向です。
出たときに|あぶらとり紙
いつでも皮脂やテカリを速攻吸収! DHCあぶらとり紙 | あぶらとり紙 あぶ
皮脂を吸い取るための、薄い紙です。
- 出た分を取るためのもの。予防にはなりません
- ★1日1〜2回まで。使いすぎると、かえって増えます
- こすらずに、軽く押さえるだけ
| 価格 | 約242円 |
|---|---|
| 何をするか | 出た分を押さえる |
| 向いている人 | 外出先で気になる人 |
| 楽天レビュー | ★4.69(16件) |
押さえた後に|フェイスパウダー
シルクパウダー シルク100% フェイスパウダー ルースパウダー プレストパ
顔にのせて、余分な皮脂を抑える粉状の製品です。
- あぶらとり紙で取ったあと、そのままだとまた出ます
- 粉をのせると、しばらく持ちます
- つけすぎると乾いて見える。薄く
| 価格 | 約935円 |
|---|---|
| 何をするか | 取ったあとを保つ |
| 向いている人 | 取ってもすぐ戻る人 |
| 楽天レビュー | ★4.45(1,555件) |
「取る → そのまま」だと、すぐ戻ります。
取ったあと、粉で押さえる——この2段階にすると、持ち時間が変わります。
取るだけを繰り返すのが、いちばん増やす動きです。
崩れにくくするなら|皮脂を想定した下地
毛穴 テカリ防止 皮脂崩れ防止 化粧下地 化粧水 SPF50+
化粧の前に使う、皮脂による崩れを想定した下地です。
- 崩れてから直すより、崩れにくくするほうが手間が少ない
- とくにTゾーンだけ使う、という方法もある
- 合わない場合は使用をやめてください
| 価格 | 約1,375円 |
|---|---|
| 何をするか | 崩れにくくする |
| 向いている人 | 昼に崩れる人 |
| 楽天レビュー | ★4.28(413件) |
乾燥が原因なら|保湿
乳液 ミルク 大容量 保湿 乾燥 先行乳液
顔と体に使える、保湿用の乳液です。
- 水分が足りないと、肌は油で守ろうとします
- 「テカるから保湿しない」が逆効果になることがある
- ★1週間試して、変わるか確かめてください
| 価格 | 約2,030円 |
|---|---|
| 何をするか | 水分を足す |
| 向いている人 | テカるのにカサつく人 |
| 楽天レビュー | ★4.51(2,296件) |
- 乳液は何をする物か|化粧品にできる範囲と塗り続けない場合
乾燥とテカリの見分け方はこちらです
4つを比較|価格と役割の早見表
→ 表は横にスクロールできます
| 商品 | 価格 | 何をするか | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| あぶらとり紙 | 約242円 | 出た分を押さえる | 外出先で気になる人 |
| フェイスパウダー | 約935円 | 取ったあとを保つ | すぐ戻る人 |
| 皮脂用の下地 | 約1,375円 | 崩れにくくする | 昼に崩れる人 |
| 保湿乳液 | 約2,030円 | 水分を足す | テカるのにカサつく人 |
まず1週間、2つのことを試してください。0円です。
①あぶらとり紙を1日1〜2回までにする
②洗顔のあと、保湿する
これで減るなら、原因は「取りすぎ」と「乾燥」でした。新しいものを買う必要はありません。
テカり対策の口コミ|減った場合とそうでない場合
使っている人の声を調べました(楽天のレビュー 計4,264件を確認)。
満足している点
- 化粧下地=「10年以上愛用している。テカリ防止には最高の効果」という長く使っている人の声
- シルクパウダー=「付けても白浮きせず、表面はさらさら」という声
- シルクパウダー=「1年使い続けたら、計測で肌の水分量が上がってきた」という報告
- 乳液=「混合肌だが、量を調節したら夏も冬も乾燥知らずだった」という声
気になるという声
- シルクパウダー=「1〜2年ぶりに買ったら、開封した途端ににおいがして驚いた」という声
- シルクパウダー=「厚くつけるとにおいが気になる」という指摘
- 化粧下地=「べたべたした感じが残る」という声
- 「暑すぎる日は、脂性肌だとどうしても崩れる」という正直な声
ここから言えること
テカリ対策で、いちばん多い間違いを書きます。「脂が出るから」と、洗いすぎることと、保湿をやめることです。
皮脂は、肌が乾いているときにも増えます。取りすぎると、肌が「足りない」と判断して、さらに出そうとします。レビューで、テカリに悩んでいる人が乳液を評価しているのは、そういう理屈です。さっぱりしたものでいいので、水分は入れてください。
あぶらとり紙は、1日に何度も使わないことです。必要な分まで取ると、出る量が増えます。ティッシュで軽く押さえる程度で足ります。
崩れにくくするコツは「量を減らすこと」です。下地もファンデーションも、厚く塗るほど崩れが目立ちます。薄く、テカる部分(額と鼻)だけ皮脂を抑えるものを使う。
ただし、次のどれかがあるなら、化粧品の話ではありません。皮膚科へ。赤みやぶつぶつが続く。かゆみがある。皮がむける。急に皮脂の量が変わった。脂漏性皮膚炎など、治療できるものがあります。化粧品を替え続けて時間とお金を使う前に、一度みてもらうほうが早いです。
テカりについて、よくある質問
あぶらとり紙は使わないほうがいいですか?
使ってかまいませんが、1日1〜2回までにしてください。取りすぎると、肌がそれを補おうとして、かえって出ます。外出先で気になるときは、ティッシュで軽く押さえるほうが取りすぎになりません。
テカるのに保湿すべきですか?
試す価値があります。水分が足りないと、肌は油で守ろうとするためです。「テカるから保湿しない」が逆効果になっていることがあります。1週間だけ試して、変わるか確かめてください。
洗顔の回数を増やせばいいですか?
逆効果になります。洗うほど皮脂を取りすぎて、肌が補おうとします。1日2回まで、ぬるま湯で——熱いお湯も、油を落としすぎる方向です。
昼に化粧が崩れます
「崩れてから直す」より「崩れにくくする」ほうが手間が少ないです。皮脂による崩れを想定した下地を、Tゾーンだけ使うという方法もあります。そして直すときは、取ったあとに粉をのせる——取るだけだと、すぐ戻ります。
ニキビもできます
皮脂と毛穴のつまりが関わることがあります。ただし洗いすぎは逆効果なので、回数を増やす方向には行かないでください。繰り返す、痛みがある、範囲が広がるなら皮膚科で相談を。
テカるので、1日に何度も洗顔しています。問題ありますか?
回数が多すぎます。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、強くこすったり1日に5回も10回も洗顔したりする必要はなく、そのような洗顔法では炎症がおきて悪化すると説明されています。すすめられているのは1日2回、洗顔料をよく泡立てて手で優しく洗い、十分な水で洗い流す方法です。洗顔後に乾燥が気になる場合は、保湿用の化粧品や保湿剤を併用してください。
まとめ|取りすぎると、増える
- 皮脂を取りすぎると、肌が補おうとして、かえって出ます
- 「テカるのにつっぱる」なら、乾燥のサイン。保湿を試してください
- あぶらとり紙は1日1〜2回まで。ティッシュで軽く押さえるのも手です
- 取ったあとは、粉で押さえる。取るだけだとすぐ戻ります
- 洗顔は1日2回、ぬるま湯で。回数を増やさないでください
1週間だけ、あぶらとり紙を減らして保湿してみてください。それで変わるかもしれません。
肌のことで、ほかに気になっていること
肌の悩みは、乾燥とつながっていることがあります。
- 肌が乾燥してかさつく|塗る物より湯温とタイミングを変える
乾燥が気になる場合はこちら。テカりの原因のこともあります - 毛穴の黒ずみといちご鼻|洗っても落ちない黒ずみがある
毛穴の黒ずみが気になる場合はこちらです - ニキビと毛穴が治らない|洗いすぎが招く悪循環の抜け方
ニキビも気になる場合はこちらです - 汗をかきすぎる|夜の汗は、日中の汗と分けて考える
汗の量も気になる場合はこちらです - 顔まわりの手入れができていない|自分では見えない4か所の整え方
顔まわり全体を整えたい場合はこちらです - 日焼け止めが効かない|足りないのは強さではなく、量と回数
日焼け止めが効かない場合はこちらです - 顔汗で化粧が崩れる|汗と皮脂を、混ぜない
顔汗で化粧が崩れる場合はこちらです - 毛穴の開きが気になる|無くすのではなく、目立たなくする
毛穴の開きが気になる場合はこちらです - 青ヒゲが目立つ|剃り方では消えない理由と、見え方を変える3つ
剃ったあとの青さが気になる場合はこちらです
