スマホを開くたびに、悪い知らせが目に入る。見なければいいと分かっているのに、見てしまう。見たあと、気分が重くなる。
ニュースで不安になるのは、感受性が強いからではありません。
不安になる情報のほうが、届きやすくできているからです。
そして、届く量が増えるほど、世界が危険に見えます。
先に|見るのをやめる話ではない
遮断すると、知らないことの不安に変わるだけです。
この記事は時間と量を決める方法を書きますが、不安が生活に食い込んでいるなら、そちらを先に相談してください。厚生労働省が用意している窓口です。
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| 相談先 | 中身 |
|---|---|
| 働く人の「こころの耳電話相談」 | 厚生労働省のポータルサイトが用意している電話の相談窓口 |
| 働く人の「こころの耳SNS相談」 | 同じくSNSでの相談。匿名で無料で相談できる |
| 働く人の「こころの耳メール相談」 | 同じくメールでの相談 |
| 全国医療機関検索 | 精神科・心療内科などの医療機関を探せる |
| 各種相談窓口 | 仕事/キャリア/職場のハラスメント/生活/こころの健康/DV・性暴力 などに分かれている |
※厚生労働省「こころの耳(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)」相談窓口案内(2026年9月9日 閲覧)。電話番号や受付時間は各機関のホームページでご確認ください
こころの健康に関する相談窓口が
分類の中に用意されています。
匿名で無料なので、名乗らずに話せます。
決めるのは、見る時間と量
不安になるのは、終わりが決まっていないからです。
寝る前は見ない、1日2回まで、通知は切る。どれも今日から決められます。この記事は、その決め方から入ります。
不安が積み上がる4つの仕組み
① 悪い知らせのほうが、目に入りやすい
これは、人の注意の性質です。
危険を知らせる情報に、強く反応するようにできています。
そして情報を届ける側は、それに合わせて作ります。強い言葉ほど、多くの人に届くからです。
② 同じ話が、何度も届く
1つの出来事を、複数の場所で何度も目にする。
すると、何度も起きているように感じます。
③ 自分に関係あるかどうかが、混ざっている
遠い場所の話も、自分に起きうる話も、同じ画面に並びます。
区別しないまま受け取ると、全部が自分ごとになります。
④ 見る時間帯が悪い
夜と、起きた直後がいちばん悪いです。
夜は判断が下がっていて、朝は1日の入り口です。
「今日、自分にできることがあるか」で分けてください。
できることがある=行動に変える。(備える、確認する、連絡する)
できることがない=知っておくだけにして、そこで閉じる。
この線を引かないと、全部が「心配し続けるもの」になります。そして心配を続けても、状況は変わりません。
今日からできること|お金をかけずに
- 寝る前と、起きた直後は見ない:0円で、いちばん効きます
- 見る時間を決める:「昼に10分」のように、時間帯を固定する
- 通知を切る:向こうから来ないようにする
- 「自分にできることがあるか」で分ける:ないなら、そこで閉じる
- 同じ話を、何度も追わない:1回知れば十分です
1つ目です。寝る前と起きた直後の2回だけ、見ないと決めてください。これだけで、1日の重さが変わります。
情報との距離を作る、4つ
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| やること | 効果 |
|---|---|
| 通知を切る | 向こうから来なくなる。いちばん効く |
| 見る時間を固定する | だらだら見続けるのを止められる |
| アプリを、ホーム画面から外す | 無意識に開くのを減らせる |
| 見る場所を、1〜2か所に絞る | 同じ話を何度も見るのを防げる |
| 人の意見ではなく、事実を見る | 感情のこもった言葉が、不安を増やします |
「人の意見」と「事実」を分けてください。
出来事そのものより、それに対する怒りや不安のコメントのほうが、心に残ります。そしてそこは、いくらでも増やせる場所です。
事実だけ知って、意見の欄は閉じる。これだけで、受け取る量がかなり減ります。
気をつけたいこと
① 完全に遮断しなくていい
必要な情報まで切ると、別の問題が起きます。
災害、健康、生活に関わる知らせは、受け取れる形にしておいてください。
減らすのは「量」と「頻度」であって、ゼロではありません。
② 不安をあおって、何かを売る相手に注意する
不安な状態は、判断が下がります。
「このままでは危ない」と言ったあとに、商品や投資や情報商材の話が出てくる。
その順番が出てきたら、いったん離れてください。
③ 不安が生活に支障を出しているなら、相談する
眠れない、動悸がする、日常の行動ができない。
この状態が続いているなら、情報との距離の話ではありません。
心療内科・精神科、またはかかりつけ医に相談してください。
ニュースの不安について、よくある質問
何から変えればいいですか?
寝る前と、起きた直後に見ないことです。0円です。夜は判断が下がっていて、朝は1日の入り口です。この2つの時間帯だけ避けるだけで、1日の重さが変わります。
見ないほうがいいですか?
完全に遮断しなくていいんです。災害、健康、生活に関わる知らせは、受け取れる形にしておいてください。減らすのは「量」と「頻度」であって、ゼロではありません。見る時間を固定して、通知を切る。これで十分です。
受け取る量を減らすには?
「人の意見」と「事実」を分けてください。出来事そのものより、それに対する怒りや不安のコメントのほうが、心に残ります。事実だけ知って、意見の欄は閉じる。これだけで、かなり減ります。
不安をあおる情報が多くて疲れます
「このままでは危ない」のあとに商品や投資の話が出てきたら、離れてください。不安な状態は、判断が下がります。そこを狙って売る相手がいます。順番が出てきたら、いったん距離を取ってください。
不安で眠れません
眠れない、動悸がする、日常の行動ができない。この状態が続いているなら、情報との距離の話ではありません。心療内科・精神科、またはかかりつけ医に相談してください。
まとめ|遮断ではなく、時間と量を決める
- 寝る前と起きた直後は見ない。0円で、いちばん効きます
- 通知を切る。向こうから来ないようにするのが先です
- 「自分にできることがあるか」で分ける。ないなら、そこで閉じる
- 事実だけ知って、意見の欄は閉じる
- 不安のあとに商品の話が出る相手からは、離れる
今夜、寝る前にスマホでニュースを開かないでみてください。
心まわりで、ほかに気になっていること
不安の扱いは、いくつかの悩みでつながっています。
- 心配性で先のことばかり考える|備えとは、手が動くこと
心配性の場合はこちらです - スマホを見すぎてしまう|触る回数は役割の数で決まる
スマホを見すぎてしまう場合はこちらです - 寝る前にスマホをやめられない|時間ではなく置き場所を決める
寝る前にスマホをやめられない場合はこちらです - 考えごとが止まらず眠れない|布団の中を考える場所にしない
考えごとで眠れない場合はこちらです - 気分の落ち込みが続く|2週間が受診を考える目安になる理由
気分の落ち込みが続く場合はこちらです
