取り込んだらシワだらけ。アイロンをかける時間もない。
シワは、干したあとにできるのではありません。
洗濯機の中で、たたまれた状態のまま脱水されて、その形で固まっています。
つまり勝負は、干す前に終わっています。そしてそこを変えれば、アイロンが要らなくなります。
※洗剤メーカー・クリーニング事業者が公開している洗濯とシワ防止の解説にもとづく。
シワができる4つの原因
① 脱水が長すぎる
脱水は、遠心力で衣類を壁に押しつけています。その状態が長いほど、押しつけられた形のままシワが定着します。
初期設定は5〜8分ほどとされていますが、薄手の物なら、もっと短くて足ります。
「しっかり脱水したほうがいい」と思って長くしているなら、そこがシワの原因です。
② 脱水後、洗濯機に放置している
押しつけられた形のまま、時間が経つほど固まります。
脱水が終わったら、すぐ出す。これだけでかなり違います。そしてこれは0円です。
③ 洗濯機に詰め込みすぎている
中で動く余地がないと、ねじれた状態のまま洗われます。
容量の7〜8割までが目安です。詰め込むほど、シワも増え、汚れも落ちません。
④ 濡れたまま、かごに積み重ねている
脱水後にかごへまとめて入れると、下の物が重みで潰れます。
1枚ずつ取り出して振ってから、重ねるように置く——ここまでやると、干す前の段階でシワが減っています。
いちばん効くのは、これです。
脱水後、1枚ずつ取り出して、大きく振る。
端を持って勢いよく振りさばく、両手で挟んでパンパンと叩く、細かいシワを引っ張って伸ばす——
これを1枚につき2〜3秒やるだけで、アイロンが要らなくなることがあります。0円で、いちばん結果が変わる動作です。
シワを防ぐ|お金をかけずにできること
- 脱水を短くする:0円です。薄手の物なら1〜3分でも足ります
- 脱水が終わったらすぐ出す:放置した時間だけ、形が固まります
- 1枚ずつ振ってから干す:2〜3秒で、仕上がりが変わります
- 詰め込みすぎない:容量の7〜8割まで
- 干すときに形を整える:肩を合わせる、縫い目をまっすぐにする。それだけです
この5つは全部0円です。そして道具を買うより、こちらのほうが効きます。
できてしまったシワの直し方(アイロンなし)
アイロンを出したくないときの方法です。
- 霧吹きで湿らせて、手で伸ばして干し直す:いちばん確実です。繊維は濡れると形が変わります
- 風呂の蒸気に当てる:入浴後の浴室に掛けておくと、蒸気でシワがゆるみます
- 乾燥機に短時間かける:熱と回転でシワが伸びます
共通しているのは「一度湿らせる」ことです。乾いた状態のシワを手で伸ばしても、戻ります。
【比較】シワ対策に使えるもの4選
安いものから順に並べます。ただし0円の対策のほうが効きます。そのうえで足りない部分を補うものです。
形を保ちたい人におすすめ|すべらないハンガー
すべらないハンガー10本20本 30本50本70本100本セット高級ハンガー
肩の部分に滑り止めがついた、衣類用のハンガーです。
- 掛けているあいだにずれると、そこにシワができる
- 肩の形に沿うものだと、跡がつきにくい
- 細いハンガーは肩に跡が残る。厚みのある形を選ぶ
| 価格 | 約1,580円 |
|---|---|
| 何をするか | 干している間の形を保つ |
| 向いている人 | 肩に跡がつく人 |
| 楽天レビュー | ★4.64(3,497件) |
- ハンガーを買う前にタグの線を見る|縦と横で干し方が違う
シワが干す前に決まる理由はこちらです
静電気とゴワつきが気になる人におすすめ|柔軟剤
柔軟剤 詰め替え 柔軟剤 詰め替え 詰め替え柔軟剤 大容量
繊維をなめらかにするための洗濯用品です。
- 繊維の表面がなめらかになると、絡まりにくくなる
- 静電気を抑える働きもある
- 入れすぎると吸水性が落ちる。規定量を守る
| 価格 | 約1,320円 |
|---|---|
| 何をするか | 繊維をなめらかにする |
| 向いている人 | 冬にゴワつく人 |
| 楽天レビュー | ★4.62(276件) |
- 柔軟剤は増やしても香りは強くならない|選び方の基準
柔軟剤の選び方の基準はこちらです
洗濯中の絡まりを防ぐなら|洗濯ネット
洗濯ネット 乾燥機 かわいい おすすめ 取っ手付き 持ち手
服を入れて洗うことで、他の洗濯物と絡まるのを防ぐ袋です。
- ねじれたまま洗われるのを防げる
- シャツなど、シワになりやすい物だけでも入れる
- 大きすぎると中で動いて意味が薄れる。サイズを合わせる
| 価格 | 約1,780円 |
|---|---|
| 何をするか | 絡まりを防ぐ |
| 向いている人 | シャツを洗う人 |
| 楽天レビュー | ★4.51(80件) |
- 洗濯ネットに入れる服は、タグの線が決めている
詰め込むとシワが残る話はこちらです
直す道具なら|衣類スチーマー
スチームアイロンアイロン 衣類スチーマー ハンディスチーマー 小型アイロン
ハンガーに掛けたまま、蒸気でシワを伸ばす機器です。
- アイロン台を出さずに使える
- 蒸気で湿らせるので、乾いたまま伸ばすより戻りにくい
- 出かける直前に、気になる部分だけ処理できる
| 価格 | 約3,980円 |
|---|---|
| 何をするか | できたシワを直す |
| 向いている人 | アイロン台を出すのが面倒な人 |
| 楽天レビュー | ★4.43(2,646件) |
- 衣類スチーマーが使えない服がある|タグの新しい記号
タグの記号で、使える服かが分かります
4つを比較|価格と役割の早見表
→ 表は横にスクロールできます
| 商品 | 価格 | 何をするか | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 柔軟剤 | 約1,320円 | 繊維をなめらかにする | 冬にゴワつく人 |
| すべらないハンガー | 約1,580円 | 干している間の形を保つ | 肩に跡がつく人 |
| 洗濯ネット | 約1,780円 | 絡まりを防ぐ | シャツを洗う人 |
| 衣類スチーマー | 約3,980円 | できたシワを直す | アイロン台が面倒な人 |
買う前に、次の洗濯で0円の3つを試してください。
①脱水を短くする ②終わったらすぐ出す ③1枚ずつ振ってから干す
とくに③は、1枚2〜3秒で仕上がりが変わります。これでアイロンが要らなくなるなら、スチーマーは買わなくて済みます。
シワ対策の口コミ|減った場合と変わらなかった場合
使っている人の声を調べました(楽天のレビュー 計6,499件を確認)。
満足している点
- スチームアイロン=「立ち上がりが早く、ちょっとかけたい時にすぐ使える」という声
- スチームアイロン=「通販で買った服の畳みじわを、ささっと伸ばせる」という報告
- すべらないハンガー=「先端の形のおかげで、子どものズボンも干せる」という声
- 洗濯ネット=「取っ手が付いているので、洗濯機から取り出しやすい」という声
気になるという声
- スチームアイロン=「ハンガーに掛けたままのしわ取りは、正直、気休め程度」という声
- スチームアイロン=「小さい割にしっかり重さがあり、掛けたまま使うと腕が疲れる」という指摘
- ハンガー=「思ったよりゴールドではなかった」「もう少し高級感がほしかった」という声
- 柔軟剤=「香りの持続を求める人には物足りないかもしれない」という正直な声
ここから言えること
しわは、アイロンで伸ばすより「つけないようにする」ほうが手間が少ないです。そして、しわがつくいちばんの原因は「脱水しすぎ」と「洗濯機に放置」です。
効く順に3つ。①脱水を短くする(30秒〜1分でも十分乾きます) ②終わったらすぐ取り出す ③干す前に、両手で持って強く1回振る(パンパンとやるあれです)。③だけでも、見た目がかなり変わります。
そして、洗濯機に詰めすぎないことです。7割くらいまで。中で動く余裕がないと、押し付けられた形のままシワになります。
ハンガーにかけたままのスチームについて、レビューが正直に書いています。「気休め程度」。これは商品の問題というより、ハンディスチーマー全般がそういうものです。本気でしわを取るなら、台の上に置いて、重さをかけて伸ばす必要があります。掛けたまま使うのは、軽い畳みじわまでと考えてください。
最後に、洗濯表示は見てください。アイロンの温度は生地ごとに違い、高すぎると生地が溶けたり、てかりが出たりして、もう戻りません。心配なら当て布を1枚。
洗濯物のシワについて、よくある質問
いちばん効く方法は何ですか?
脱水後に、1枚ずつ取り出して大きく振ることです。端を持って勢いよく振りさばき、両手で挟んで叩き、細かいシワを引っ張る。1枚につき2〜3秒で、仕上がりが変わります。0円です。
脱水は何分がいいですか?
初期設定は5〜8分ほどとされていますが、薄手の物なら、もっと短くて足ります。脱水は遠心力で衣類を壁に押しつけているので、長いほどその形で固まります。乾く時間とのバランスで決めてください。
乾いたシワを伸ばすには?
一度湿らせてください。繊維は、濡れて乾く瞬間に形が決まります。乾いたまま伸ばしても戻ります。霧吹きで湿らせて手で伸ばし、干し直すのがいちばん確実です。入浴後の浴室に掛けておく方法もあります。
アイロンをかける時間がありません
掛けたまま使えるスチーマーなら、アイロン台が要りません。ただしその前に、干す前の3つ(脱水を短く・すぐ出す・振る)を試してください。そもそもシワができなければ、直す時間も要りません。
どうしてもシワになる服があります
素材によります。綿や麻はシワになりやすく、化繊はなりにくいという違いがあります。買うときに素材表示を見ておくと、あとで毎回アイロンをかける手間を避けられます。
まとめ|勝負は、干す前に終わっている
- シワは脱水中にできている。押しつけられた形のまま固まります
- 脱水後、1枚ずつ振る。2〜3秒で、アイロンが要らなくなることがあります
- 脱水を短く。終わったらすぐ出す。どちらも0円です
- 乾いたシワは、一度湿らせないと戻らない。手で伸ばしても形は変わりません
- 綿と麻はシワになりやすい。買うときの素材表示で決まります
次の洗濯で、脱水が終わったら1枚ずつ振ってから干してください。
洗濯で、ほかに困っていること
洗い方と干し方で、結果が変わります。
- 服に毛玉ができる|取る道具より、こすらない工夫のほうが長持ちする
毛玉も洗い方で変わります。裏返して洗う話です - 服のシミが落ちない|こするのではなく、下へ移す
シミが落ちない場合はこちらです - 外に干したのに洗濯物が臭い|基準は外か中かではなく5時間以内か
外干しなのに臭う場合はこちらです - 冬に洗濯物が乾かない|干した瞬間に湿度が20%上がっている
冬に乾かない場合はこちらです - 服装が老けて見える|値段ではなく手入れで決まる清潔感の差
服がくたびれて見える場合はこちらです - 洗濯表示が読めない|41種類ではなく、5つの原則だけ覚える
洗濯表示が読めない場合はこちらです - 柔軟剤を入れてもフワフワにならない|増やすほど水をはじく
柔軟剤が効かない場合はこちらです
