洗った服がにおう。洗濯機を開けると、カビ臭い。黒いカスが服に付いていた。
洗濯機は「汚れを落とす機械」ですが、機械そのものは自動では洗われません。
そして、汚れがたまる場所は4つあります。
槽クリーナーを使っても、ほかの3つを放置していると、においは戻ります。
汚れがたまる4か所
→ 表は横にスクロールできます
| 場所 | たまるもの | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| 糸くずフィルター | 繊維くず・髪の毛 | 毎回〜数回に1回 |
| 洗剤の投入口 | 固まった洗剤・柔軟剤 | 月1回 |
| ふたのゴムパッキンの裏 | 水・カビ・髪の毛 | 月1回 |
| 洗濯槽の裏側 | 洗剤カス・皮脂・カビ | 1〜2か月に1回 |
| 排水フィルター(機種による) | 糸くず・ぬめり | 説明書の指示に従う |
順番があります。
フィルターと投入口とパッキン(=見える場所)を先に掃除してから、槽クリーナーを使う。
逆にすると、せっかく槽をきれいにしても、フィルターに残った汚れがまた回ります。見える場所が先、槽はあと。
においが取れない4つの理由
① フィルターにたまっている
ここを見ていない人が、いちばん多いです。
繊維くずと髪の毛が濡れたまま残ると、そこで菌が増えます。
そして、洗うたびにその水が回ります。
② ふたを閉めている
使ったあとすぐ閉めると、中が乾きません。
ふたを開けておくだけで、においの出方が変わります。
③ 洗剤を入れすぎている
すすぎきれなかった洗剤が、槽の裏にたまります。
そして、それがカビのえさになります。
「多く入れれば落ちる」ではありません。
④ 洗濯物を、入れっぱなしにしている
脱いだ服を洗濯機に入れて、それが「かご」になっている。
湿った服が中にあると、槽が乾きません。
今日からできること|お金をかけずに
- 糸くずフィルターを取り出して、洗う:0円で、いちばん効きます
- 使ったあと、ふたを開けておく:中が乾きます
- 洗剤を規定量にする:入れすぎが、カビのえさになります
- 洗濯かごを別に用意する:洗濯機を「かご」にしない
- ゴムパッキンの裏を、指でなぞる:黒いものが付いたら、そこが原因です
1つ目です。糸くずフィルターを外して、中を見てください。ここを何年も見ていない人が多いです。
掃除の前に、電源を切って電源プラグを抜いてください。
水を扱う機械です。そして、フィルターの外し方は機種によって違います。
力を入れて外そうとして、割った・戻せなくなった、という失敗があります。説明書か、メーカーのサイトで型番を調べてから外してください。説明書が無くても、型番で検索すれば出てきます。
【比較】洗濯機の掃除に使うもの3選
安いものから順に並べます。槽を洗う・水垢を落とす・拭き取るの3方向です。
まず使うなら|洗濯槽クリーナー
四国化成 WASHMANIA ウォッシュマニア 洗濯槽クリーナー 洗濯槽用洗
洗濯槽の裏側の汚れを落とすための洗浄剤です。
- 槽の裏は分解しないと見えません。ここは専用品が要ります
- 1〜2か月に1回が目安
- 塩素系と酸素系がある。混ぜないこと
| 価格 | 約979円 |
|---|---|
| 何をするか | 槽の裏を洗う |
| 向いている人 | 黒いカスが出る人 |
| 楽天レビュー | ★4.49(597件) |
洗濯槽クリーナーの種類を、混ぜないでください。
塩素系と酸素系があります。続けて使う、残っているところに別の種類を入れる、はやめてください。
1回使ったら、しっかりすすいでから次へ。そして必ず換気しながら。使用中は、その場を離れすぎないでください。
投入口の固まりには|クエン酸
クエン酸 950g 1袋 食用 掃除 洗剤
酸性の粉で、アルカリ性の汚れに使えるものです。
- 洗剤の投入口に固まった汚れに向きます
- ぬるま湯に溶かして、つけ置きします
- 塩素系のクリーナーと、絶対に混ぜないこと
| 価格 | 約1,280円 |
|---|---|
| 何をするか | 固まりを溶かす |
| 向いている人 | 投入口が固まっている人 |
| 楽天レビュー | ★4.68(44件) |
- クエン酸で落ちない汚れと使えない素材|失敗する2つの理由
塩素系の洗剤と同じ日に使わないでください。理由を書いています
パッキンの裏には|マイクロファイバークロス
プロ仕様 マイクロファイバー マイクロクロス タオル ぞうきん 洗車
細かい繊維で、水分と汚れを拭き取る布です。
- ゴムパッキンの裏は、拭くのがいちばん確実
- 使ったあと、水分を拭くだけでカビが出にくくなります
- 洗って繰り返し使えます
| 価格 | 約1,499円 |
|---|---|
| 何をするか | 水分を拭き取る |
| 向いている人 | パッキンが黒くなる人 |
| 楽天レビュー | ★4.32(25件) |
3つを比較|価格と役割の早見表
→ 表は横にスクロールできます
| 商品 | 価格 | 何をするか | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 洗濯槽クリーナー | 約979円 | 槽の裏を洗う | 黒いカスが出る人 |
| クエン酸 | 約1,280円 | 固まりを溶かす | 投入口が固まっている人 |
| クロス | 約1,499円 | 水分を拭き取る | パッキンが黒くなる人 |
洗濯機の手入れの口コミ
使っている人の声を調べました(楽天のレビュー 計666件を確認)。
満足している点
- 洗濯槽クリーナー=「ドラッグストアのものだと、わかめのような汚れがいつまでも出てストレスだったが、1回できれいになった」という比較
- 洗濯槽クリーナー=「洗濯槽がきれいになると、洗濯物もにおわず洗える」という声
- 洗濯槽クリーナー=「洗濯ネットまできれいになる」という声
- マイクロファイバークロス=「凹凸面で汚れを落として、裏面で拭き取れる」という声
気になるという声
- 洗濯槽クリーナー=「値段が高め」という声(ドラッグストアのものと比べて)
- クロス=「一度使っただけで、ふちがほつれてしまった」という声
- クエン酸は、洗濯槽の黒カビには効きません
- 汚れがひどいと、1回では落ちきりません
ここから言えること
洗濯機の中は、洗剤・水・皮脂・そして温度がそろっているので、カビが育ちやすい場所です。「洗っているのに、洗濯物がにおう」の原因は、たいていここです。
目安は、2か月に1回。そして、槽洗浄コースがある機種は、それを使ってください。通常の洗いだけでは、洗剤が槽の裏まで届きません。
クリーナーには2種類あって、性質が違います。塩素系=カビを溶かして分解する。汚れが出てこないので後片づけが楽。酸素系(過炭酸ナトリウム)=カビをはがす。黒いかたまりが浮くので、すくい取る手間があるが、取れた実感がある。
この2つを、混ぜたり、続けて使ったりしないでください。クエン酸も酸なので、塩素系と一緒に使わないこと。
そして、日々のことのほうが大事です。①終わったらすぐ出す ②ふたを開けて乾かす ③洗剤を規定量以上入れない(残った洗剤がカビのえさになります) ④糸くずフィルターを毎回取る ⑤お風呂の残り湯は、すすぎには使わない。
作業中は換気してください。とくに塩素系は、閉め切った洗面所で使うと、においが強くこもります。
洗濯機について、よくある質問
何から掃除すればいいですか?
糸くずフィルターです。0円で、いちばん効きます。繊維くずと髪の毛が濡れたまま残ると、そこで菌が増え、洗うたびにその水が回ります。ここを何年も見ていない人が多いです。
槽クリーナーを使ったのに、においます
順番が逆です。フィルター・投入口・パッキンを先に掃除してから、槽クリーナーを使ってください。逆にすると、せっかく槽をきれいにしても、フィルターに残った汚れがまた回ります。見える場所が先、槽はあとです。
掃除の前に、注意することはありますか?
電源を切って、電源プラグを抜いてください。水を扱う機械です。そしてフィルターの外し方は機種によって違います。力を入れて外そうとして割った、戻せなくなった、という失敗があります。説明書か、型番で検索してから外してください。
クリーナーは、続けて2種類使えますか?
やめてください。塩素系と酸素系があり、混ざると危険です。1回使ったら、しっかりすすいでから次へ。必ず換気しながら使ってください。
ふたは開けておいたほうがいいですか?
開けておいてください。使ったあとすぐ閉めると、中が乾きません。そして洗濯機を「洗濯かご」にしないこと。湿った服が中にあると、槽が乾きません。
まとめ|見える場所が先、槽はあと
- 糸くずフィルターを見る。0円で、いちばん効きます
- 汚れがたまるのは4か所。槽だけ洗っても戻ります
- ふたを開けておく。中が乾かないとカビます
- 掃除の前に電源プラグを抜く。外し方は型番で確認
- クリーナーの種類を混ぜない。塩素系と酸素系があります
今日、糸くずフィルターを外して中を見てみてください。
洗濯まわりで、ほかに気になっていること
洗濯のにおいは、機械と干し方の両方から来ます。
- 洗濯物がゴワゴワする|柔軟剤より、振る
洗濯物がゴワゴワする場合はこちらです - 部屋干しが臭い|生乾き臭の犯人は菌 5時間以内に乾かす対策4つ
部屋干しのにおいが気になる場合はこちらです - タオルが臭い・ゴワゴワする|においと硬さは同じ原因
タオルが臭い場合はこちらです - ポリエステル・化繊の服がにおう|スプレーより、落とす
化繊の服がにおう場合はこちらです - 混ぜるな危険|洗剤を混ぜていないのに事故が起きる3つの場面
洗剤を混ぜる危険について詳しくはこちらです
