触れ合いがなくなって、何年も経つ。話題にすると気まずくなる。このままでいいのか分からない。
この記事では、テクニックも、回数の目安も書きません。
ここで扱うのは「話せる状態に戻す」ことだけです。
そして、話せないまま何年も過ぎるのが、いちばん多い形です。
先に、線を引いておきます。
相手が望んでいないことを、求め続けない。断られたのに繰り返す、責める、罪悪感を持たせる。これは、たとえ夫婦や恋人でも、相手を追い詰める行為です。
そして、望まない行為を強いることは、関係にかかわらず許されません。怖いと感じている側は、「DV相談+」「配偶者暴力相談支援センター」に相談できます。
先に|多数派だと知ってから読む
自分たちだけが特別だと思うと、相手を責める話になります。
国立社会保障・人口問題研究所が夫婦に聞いた結果です。妻の年齢が50歳未満の夫婦が対象です。
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| 項目 | 調査で分かっていること |
|---|---|
| 過去1か月に性交があった | 夫婦全体で37.9% |
| セックスレスの割合 | 過去1か月に性交がない場合をそう定義すると、妻50歳未満の初婚どうし夫婦の約6割 |
| 妻が20代の夫婦 | 性交があった割合は6割を超える |
| 妻が30代前半の夫婦 | 5割を下回る |
| 子どもを持つ予定がある夫婦 | 性交があった割合は53.3%に上がる |
※国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」夫婦調査(2021年6月実施・妻50歳未満の夫婦が対象/2026年9月10日 閲覧)
国の調査で
およそ6割がこの状態です。
珍しい状況ではない、というところから始められます。
だから、その話から入らない
多数派だと分かると、急がずに話せます。
回数を先に議題にすると、どちらかが責められる形になります。この記事が会話から書いているのは、そのためです。痛みがある、体調の変化が気になるといった場合は、婦人科や泌尿器科など医療機関に相談してください。
背景にあることは、1つではない
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| 背景 | どこに向かうか |
|---|---|
| 体調・年齢による変化 | 医療で相談できることがあります |
| 薬の作用 | 飲んでいる薬が関係することがあります。医師へ |
| 疲れ・ストレス・睡眠不足 | 生活のほうを先に整える |
| 関係そのものの問題 | 触れ合いではなく、会話の問題 |
| どちらかが望んでいない | 求め続けない。尊重が前提 |
「気持ちが冷めたから」と決めつける前に、上の4つを確かめてください。
体調や薬が背景にある場合、話し合っても解決しません。
そして、医療で相談できる領域があります。ひとりで抱えず、
泌尿器科・婦人科・かかりつけ医などで相談してください。
話せなくなる4つの理由
① 触れると気まずくなる、と思っている
お互いがそう思って、何年も過ぎます。
相手も、切り出せずにいることがあります。
② 求める話として、切り出している
「どうしてしてくれないのか」だと、責める形になります。
相手は防御に入り、話が終わります。
③ 生活の中に、2人で話す時間がない
そもそも、深い話をする場面がない。
この状態で、いきなり重い話はできません。
④ 触れ合いが、その1つしかない前提になっている
手をつなぐ、隣に座る、肩に触れる。
段階が全部なくなっていると、いきなりは戻りません。
今日からできること|お金をかけずに
- 日常の会話を、先に戻す:0円で、ここからしか始まりません
- 小さい触れ合いを、先に戻す:手、肩、隣に座る
- 責める形にしない:「してくれない」ではなく「寂しい」
- 体調と薬の可能性を、頭に入れる:気持ちの問題とは限りません
- 相手の答えを、受け取る:望んでいないなら、求め続けない
1つ目です。その話をする前に、日常の会話が戻っているか確かめてください。普段話せない相手と、この話はできません。
順番があります。
日常の会話 → 小さい触れ合い → 気持ちを話す。
いきなり最後をやろうとすると、たいてい失敗します。そして1回失敗すると、次はもっと話しにくくなります。1つ目から、時間をかけてください。
話すときの、4つ
① 責める形にしない
「どうしてしてくれないのか」→「最近、距離を感じていて寂しい」。
主語を自分にすると、相手は防御に入りません。
② その場で結論を求めない
「話せただけで今日はいい」で終わらせる。
1回で解決する話ではありません。
③ 相手の理由を、聞く側に回る
体調、薬、疲れ、心の状態。
相手にも言えなかった理由があることがあります。
そこを聞けると、話が変わります。
④ 望んでいないという答えも、受け取る
これがいちばん大事です。
相手が望んでいないなら、それを尊重してください。
求め続ける、責める、罪悪感を持たせるのは、相手を追い詰める行為です。
セックスレスについて、よくある質問
何から始めればいいですか?
日常の会話を先に戻すことです。0円です。普段話せない相手と、この話はできません。順番は、日常の会話 → 小さい触れ合い → 気持ちを話す。いきなり最後をやろうとすると、たいてい失敗します。
どう切り出せばいいですか?
責める形にしないでください。「どうしてしてくれないのか」ではなく「最近、距離を感じていて寂しい」。主語を自分にすると、相手は防御に入りません。そしてその場で結論を求めないこと。
気持ちが冷めたということですか?
そうとは限りません。体調や年齢による変化、飲んでいる薬の作用、疲れ・ストレス・睡眠不足。これらが背景にあることがあります。その場合、話し合っても解決しません。泌尿器科・婦人科・かかりつけ医などで相談できる領域です。
相手が望んでいない場合は?
尊重してください。断られたのに繰り返す、責める、罪悪感を持たせる。これは、たとえ夫婦や恋人でも、相手を追い詰める行為です。そして、望まない行為を強いることは、関係にかかわらず許されません。
怖いと感じています
ひとりで抱えないでください。「DV相談+(プラス)」「配偶者暴力相談支援センター」「警察相談専用電話 #9110」に相談できます。夫婦でも恋人同士でも対象です。
セックスレスの夫婦は、どれくらいいますか?
多数派です。国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査の夫婦調査では、妻の年齢50歳未満の夫婦で過去1か月間に性交があった割合は37.9%でした。調査では「過去1か月間に性交がない場合をセックスレスと定義する場合、該当するケースは妻50歳未満の初婚どうし夫婦の約6割」と示されています。
まとめ|会話が先、その話はあと
- 日常の会話を、先に戻す。ここからしか始まりません
- 順番は、会話 → 小さい触れ合い → 気持ちを話す
- 「してくれない」ではなく「寂しい」。主語を自分に
- 体調・薬の可能性がある。医療で相談できる領域です
- 望んでいないという答えも、受け取る。求め続けない
その話をする前に、日常の会話が戻っているか確かめてください。
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